JetZero、デルタ航空と提携深化

　運航や客室など航空会社の知見提供

　ブレンデットウィングボディ（BWB）型の機体開発を進める米国カリフォルニア州のスタートアップであるJetZero（ジェットゼロ）が、デルタ航空と提携を深化した。両社は水面下では2021年から提携関係にあり、2023年には公に提携関係を締結。今回、デルタ航空がより踏み込んだ支援を提供するなど、BWBの社会実装を後押しすることになった。
　デルタ航空はジェットゼロに対し、同航空のサステナブル・スカイズ・ラボを通じてオペレーションの専門知識を提供。ジェットゼロが研究開発を進めるBWBの実用化を支援する。さらに、旅客および乗員が快適に過ごすことができるよう、内装デザインのコンサルティングも行う計画だ。
　ジェットゼロが研究開発を進めているBWBは、従来機に比べて最大50％もの高い燃費効率効果を得られることが機体されている設計だ。1990年代に米スタンフォード大学において、この設計が初めて試験・実証された。