ウイングトラベル
★ウィーン市観光局、「美しく青きドナウ」を宇宙送信

アンバサダーになれる一般参加型イベントも開催
ウィーン市観光局と欧州宇宙機関(ESA)は、ウィーン交響楽団が演奏する「美しく青きドナウ」を高速で宇宙に送信するイベント「ワルツ・イントゥ・スペース(Waltz into Space)」を実施する。同イベントは、ヨハン・シュトラウス2世生誕200周年記念事業の一環として行われ、名曲「美しく青きドナウ」をリアルタイムで信号化して宇宙空間に発信し、太陽系外を飛行中のNASAボイジャー1号に23時間後に到達させるという計画になっている。
「美しく青きドナウ」は、1968年のスタンリー・キューブリック映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で宇宙船が浮遊するシーンに採用されたり、2001年にスペースシャトル・ディスカバリーが国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした際に再生されたなど、宇宙の讃歌としてのイメージが浸透している。
一方で、1977年にNASAのボイジャー探査機が宇宙に発射されたときに搭載された27曲の「地球の音」を収めた「ゴールデンレコード」には同曲が含まれなかったことから、48年ぶりにこの雪辱を果たす意味も含まれているという。
※画像=あなたの選んだ音符が宇宙へ届く一般参加型イベント同時開催