ウイングトラベル
★IHG、ミクロネシアの日本人送客に一段と注力

上質なホスピタリティを日本の旅行業界に訴求
グアムの「クラウンプラザリゾートグアム」、サイパンの「クラウンプラザリゾートサイパン」の2ホテルの運営を統括するIHGホテルズ&リゾーツの秋間友ポートフォリオゼネラルマネージャーがこのほど本紙との取材に応じた。秋間氏は、日本マーケットからの需要増を図るべくIHGならではのブランド力を活かして高品質のサービスを提供していくとともに、日本人旅行者に対するホスピタリティ力を一段と強化していく考えを示した。さらに旅行会社や政府観光局へのPR活動にも注力していくことで「まずはパンデミック前に、そして『旅行バブル期』と言われていた頃の水準まで戻していきたい」と意気込みを示した。
ブランド力を活かし、ワンランク上の滞在を
口コミサイトで高い評価を獲得
サイパンのホテルは2022年に現在のホテル名に一新。グアムについては2023年に旧「フィエスタ・リゾート・グアム」からリブランドを図った。
このうちグアムのホテルについて、フィエスタからリブランドしたことについて秋間氏は「タイミング的にも内容的にも非常に良かった。ブランドの変更によって、国際的なスタンダードに合わせたサービスを提供することができ、ゲストの体験も向上している」と述べ、IHG、ホテル、オーナーがパートナーシップを組んで協力しあうことでゲストに素晴らしい新たな体験を提供することができていることをアピールした。
クラウンプラザブランドへの転換にあわせて、IHGのトレーニングプログラムを浸透させ、世界水準のサービスを徹底。ブランドの名に恥じない、フレンドリーで一貫性のあるサービスを手掛け、食の追求、高付加価値な体験などにも注力しているという。
加えて秋間氏は「日本人のゲストがいつ戻ってきてもいいように、完璧な受け入れ体制を意識している」とした。
特にフロントやキッチン、営業担当に日本人を配置することで日本クオリティであるサービスも追求していることや、リアルタイムで質問や口コミに答え、すぐにアクションしてサービスのリカバリーをすることを意識しているという。
そうした取り組みが奏功し「現在口コミサイトでもトップを維持できるほどの評価も得ることができ、ホテルとしては、徐々にお客さまが戻ってきていることを実感している」とした。
※画像=両ホテルを統括するポートフォリオゼネラルマネージャーの秋間友氏