WING
NASA、森林火災対応で新空域管理システム実証

ドローンや航空機の活動時間枠拡大に寄与
米航空宇宙局(NASA)は、新たに開発した空域管理システムを使用し、森林火災対応作業を模擬した飛行実証を行う。NASAの新しいポータブル空域管理システムは、「緊急対応作業のための高度な能力」(ACERO:Advanced Capabilities for Emergency Response Operations) プロジェクトの一環。これにより作業員が森林火災に対応できる時間枠を大幅に拡大することを目指しており、視界が悪い状況でもドローンや遠隔操縦ヘリコプターなどの機体を森林火災対応に送り込むことができるようにする。現在の空中消火活動は、パイロットの視界が良好な時のみに制限されているがACEROプロジェクトを通じて、墜落、他機との衝突リスクを軽減することが狙いだ。
※写真=昨年11月にカリフォルニア州ワトソンビル近郊のモントレーベイ・アカデミー空港でACEROシェイクダウンテスト中に離陸するFVR90(提供:NASA)
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