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FAA、DCA空港の航空管制体制強化
航空管制官のストレス対策なども
米連邦航空局(FAA)は4月2日(現地時間)、今年1月末にワシントン近郊のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港 (DCA)付近で発生したアメリカン航空から運航を受託していたPSAエアラインズのCRJ900型機と米陸軍のH-60の空中衝突事故について、ワークロードが拡大している管制官チームをサポートするべく、オペレーショナル・スーパーバイザーを従来の6名体制から8名に増員したことを明かした。
FAA は米運輸安全委員会(NTSB)の勧告に従い、DCA空港周辺空域のポトマック川上空からウィルソン橋までの空域でヘリコプターの交通規制を開始するなど、安全対策を講じている。
FAAによれば、DCA空港の航空管制官チームに対するサポートと監督を強化しているほか、同空港の到着率も評価しているとのこと。4月上旬のうちに、管制官の健康状態をサポートするべく、クリティカルインシデントストレス管理 (CISM) チームがDCA空港を訪問し、ストレスの多い出来事が発生後のスタッフにサポートを提供する。FAAとしては、定期的な健康チェックも実施していく方針だ。