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2025.04.07

WING

日本ゼオン、Visolis社とSAFなど商業化検証完了

 生産設備建設準備へ、建設地は複数候補地から選定

 日本ゼオンは4月4日、米国のVisolis社と進めているバイオイソプレンモノマーおよびSAF(持続可能な航空燃料)などの商業化に向けたフィージビリティ・スタディが完了したことを発表した。両社は昨年3月に覚書(MOU)を締結し、検証を進めてきていた。商業化検証を終えたことで今後、生産設備の建設準備段階へ移行する。
 日本ゼオンによれば、その生産設備はVisolis社が開発した発酵プロセスで生産した中間製品を原料とし、化学プロセスでバイオイソプレンモノマーおよびSAFを商業規模で生産するもの。建設地は、現在複数ある候補地の中から検討を進める方針だ。