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NIDS、ウクライナ戦争後の台湾有事に迫る

「新たなる戦争」の諸相、米中台の対応とは
防衛研究所(NIDS)は、3冊目のNIDSパースペクティブ『「新たなる戦争」の諸相―ウクライナ戦争の教訓と米中対峙の行方―』を刊行し、研究所独自の視点として、中国・台湾・米国を対象にウクライナ戦争が与えた影響を解明する。戦争によって中国人民解放軍は、これまで目指してきた物理・情報・認知の各領域の戦いを一体化する方針が正しいことを再確認した。台湾は、レジリエンスを軍事戦略の中心に置いて強化を進めていく方針を強める。中国に対する米国は、覇権を許さない拒否戦略で対応し、分散型作戦を重視して西大西洋へ展開することになる。