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2025.04.09

WING

千葉大、SAR用いてオアシスの沈下を発見

 地下水の状態広域に評価する新手法へ

 千葉大学は4月8日、エジプトのナイル川以西の砂漠にあるハルガおよびダハラオアシスで地盤沈下が起きていることを発見したと発表した。上智大学との共同研究で、合成開口レーダー(SAR)の観測データを解析することでわかった。灌漑用の地下水利用が原因と考えられる。オアシスで局所的な地盤沈下が発生しており、それを地図として見える化した世界初の成果で、地上からは見ることができない地下水の状態や利用状況を、広域に評価する新手法になり得るとしている。