日本ドローン機構、ベトナムGRobotと戦略的提携

　ベトナム警察学校でドローン操縦訓練

　日本ドローン機構は4月15日、ベトナムのGTEL ROBOTジョイントストックカンパニー（GRobot）との間で、ドローンパイロット育成に関する戦略的パートナーシップのMOUを締結したことを発表した。
　GRobotはベトナム国防省のドローン製造ライセンスを有し、同国唯一のドローンメーカー。ベトナム電力公社（EVN）や軍関係、医薬品配送など国内外の大手団体、さらには台湾軍などにも導入された実績を持つ。2023年度には日本の準天頂衛星システム「みちびき」を活用した高精度測位補強「MADOCA-PPP」の実証事業に参画し、電力不足が課題となっているベトナムにおいて、新たなソリューション開発にも取り組んできた。
　日本ドローン機構によると、今回締結したMOUに基づく協業の第一弾として、2025年度中を目標にベトナム警察学校向けドローン操縦トレーニングを開始する計画にあることを明かした。

※写真＝日本ドローン機構はベトナムのGRobotと提携。ベトナム警察学校向けのトレーニングを行う（提供：日本ドローン機構）