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2025.04.18

ウイングトラベル

★シアトル・WA州、ハワイアン就航で日本市場期待

 セミナーとワークショップ、イチローやW杯好機に

 

 シアトル観光局とシアトル港湾局、ワシントン州観光局とアラスカ航空は、2019年以来初となるセールスミッションを実施。現地観光局やホテルも参加し、東京でセミナーとワークショップを開催した。ハワイアン航空の成田-シアトル線の就航を5月13日(シアトル発は5月12日)に控え、日本市場への期待が高まるなか、今年8月にはMLBシアトル・マリナーズで活躍したイチロー選手の野球殿堂入りイベント、2026年にはFIFAワールドカップの開催が予定されており、今後の送客拡大につながる好機と捉え、積極的なアピールを行った。

 

 24年の日本人訪問者数は3万5000人程度に
 コロナ禍前回復は26~27年見込む

 

 セミナー冒頭の挨拶で、シアトル観光局プレジデント兼CEOのタミー・キャラバン氏は「日本マーケットは、訪問者数と消費額の両面で常にトップ10に入る重要な市場。2024年の最終的な数字はまだ出ていないが、3万5000人が訪問したと見込んでいる。今年はハワイアン航空の就航もあり、その数は確実に伸びると考えている」とコメント。コロナ前の水準(年間5~6万人)への回復は、2026年もしくは2027年頃を見込む。
 セミナーでは、シアトル観光局よりスペース・ニードルやパイク・プレイス・マーケットなどの代表的な観光スポットの紹介があり、空港から市中心部までトラムでアクセスできる利便性や、再開発が進むウォーターフロント、グルメ情報など、最新の観光トピックにも触れた。
 イチロー選手の野球殿堂入りイベントは、8月9日に開催予定で、その前後は「イチロー殿堂入りウィークエンド」として、各種イベントやセレモニー、限定グッズの配布などが行われる予定。また、2026年のFIFAワールドカップでは、シアトルで6試合の開催が予定されており、今年はFIFAクラブワールドカップも開催される。6月17日と21日には浦和レッズの試合も予定されている。

 

※写真=セールスミッションの面々