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2025.04.25

ウイングトラベル

★日本人の訪豪旅行、好調な流れ持続を

 豪政観、万博会場で業界関係者と交流会

 

 オーストラリア政府観光局(TA)は4月24日、大阪・関西万博のオーストラリアパビリオン内で旅行業界関係者らを集めたレセプション「オーストラリアの夕べ」を開催した。当日はオーストラリアから観光行政を担う要人らが来日し、日本の旅行業界とともにオーストラリアの観光を一層盛り上げていくべく、力強いコメントが寄せられた。日本人アウトバウンドマーケットが回復途上である中で、オーストラリアへの渡航者数は約40万人となり、好調な流れを維持しているところだ。そうした中で世界遺産キャンペーンなど、前年からの取り組みを継続して展開していき、さらなる渡航喚起を図っていく考えだ。

 

 2024年の訪豪日本人数は約40万人
 べインズ日本局長「観光局の施策に注目を」

 

 レセプション冒頭ではオーストラリア政府観光局のデレック・べインズ日本・韓国局長があいさつした。べインズ局長は「2024年に日本からオーストラリアへの訪問客数は約40万人となった。日本からの海外旅行の需要回復がやや遅れている中で、良い流れで動いていると考えている。この結果は日本の旅行会社やオーストラリア各州政府観光局の協力の賜物であり、大変ありがたく思っている」と述べ、日本市場がオーストラリアへの訪問に対して意欲的な動きを見せていることに感謝の意を示した。
 その上で今年のプロモーションについて、オーストラリアを身近に感じてもらうグローバル観光キャンペーン「『グッディ!』ではじめようオーストラリア」に加え、日本人旅行者の関心が高い世界遺産にフォーカスしたキャンペーンを引き続き継続していく方針を示した。
 べインズ局長は「今後もわれわれの取り組みに是非注目してもらいたい」と強調し、好調な流れとなっている日本からオーストラリア各地への観光客誘致に向けて積極的な活動を推進していく考えを示した。

 

※写真=レセプション冒頭であいさつしたオーストラリア政府観光局のデレック・べインズ日本・韓国局長