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山崎陸幕長、AH-64D墜落から1年、原因究明急ぐ
5月中間報告以降「様々な角度から分析中」
山崎幸二陸上幕僚長は1月31日の会見で、佐賀県・目達原駐屯地を離陸したAH-64Dによる墜落事故が発生して1年が経つとして、墜落原因となったアウトボード・ボルトの破断理由の究明を急いで行っている、と改めて強調した。現在は「様々な角度から分析を行っている段階であり、まだ結論にいたっていない状況」であり、結論が分かり次第公表する姿勢を示した。
墜落事故が発生したのは、2018年2月2日。駐屯地近くの住宅街に落下し、乗員2名が亡くなった。去年5月には中間報告が行われ、それによるとメイン・ローター・ブレードを接続するアウトボ-ド・ボルトが破断したため揚力を失ったという。陸上自衛隊では、アウトボード・ボルトの破断理由が究明されるまで、AH-64Dの飛行を禁止している。
※写真=事故発生から1年、飛行停止中のAH-64D。陸自でも早期の飛行再開を目指す