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2025.04.28

WING

JAXA、宇宙戦略基金事業実施者に東京科学大採択

月面水資源探査技術の開発・実証で

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月25日、宇宙戦略基金事業(第1期)技術開発テーマである「月面の水資源探査技術(センシング技術)の開発・実証」について、東京科学大学を実施機関に決定したと発表した。技術開発課題名は、「テラヘルツ波リモートセンシング衛星による月地下浅部の資源探査」。同大教育研究組織、環境・社会理工学院の笠井康子教授が研究代表者を務める。
 月や火星圏以遠への探査や、人類の活動範囲の拡大に向けた日本の国際プレゼンス確保が目的。月面の水資源探査の実施を見据え、その実現可能な衛星システムを開発するとともに、月面における水氷の有望箇所を推定し、水氷以外の資源の有望箇所の将来的な特定を目指す。