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ロッキード、米陸軍向けサイバー/電子戦ポッドの開発受注
無人機に搭載し、広範なサイバー/電子戦を支援へ
ロッキード・マーティンは先頃、米陸軍の多機能電子戦(MFEW)プログラム用大型空中コンポーネント向けのポッド収容型サイバー/電子戦システムの設計、開発および試験を1800万ドルで受注したことを明らかにした。これはゼネラル・アトミクス製「グレイ・イーグル」のようなグループ4無人航空機システムに搭載される予定。
ロッキードは自社開発した「サイレントCROW」と呼ぶサイバー/電子戦用オープン・アーキテクチャ・システムを活用して、ポッドを開発する。「サイレントCROW」は多様な空中および地上プラットフォーム用に容易にシステム構成できるものという。これを使用することで電子支援、電子攻撃、サイバー技術を通じて、米兵が敵の電子システムを混乱させ、否定し、劣化させ、欺瞞し、破壊することを可能とするものだという。
※画像=「グレイ・イーグル」無人機の右主翼に搭載された「サイレントCROW」ポッド・システムのイメージ図(提供:ロッキード・マーティン