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防衛省、愛知など豚コレラ災害派遣、9日に終了
3県で殺処分・消毒支援など実施
防衛省は2月9日、愛知・岐阜・長野県で発見された豚コレラに対する災害派遣について、愛知県知事からの撤収要請を受けて終了した。岐阜・長野県からは8日に撤収要請を受けた。派遣隊員は、豚舎内での追い込み作業、殺処分した豚や餌などの埋設地への運搬、養豚場での消毒支援などを行った。
愛知県豊田市で豚コレラ発生を確認したのは5日。この農場から豚が出荷された長野・岐阜・滋賀県・大阪府の農場でも豚コレラの擬似患畜を確認した。翌日6日に自衛隊は、殺処分などの支援として、各県から災害派遣要請を受けた。ちなみに滋賀県・大阪府は、自治体のみで対応が可能だったため、派遣要請を受けていなかった。
この災害派遣で、愛知県では、陸上自衛隊の第10師団司令部および第10特科連隊が活動し、延べ約510名、車両約65両のほか、LO人員10名などを派遣した。
※写真1=飼料の処分を行う派遣隊員(提供:防衛省)
※写真2=豚舎の清掃(提供:防衛省)