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ATR、18年受注数は52機、引き渡しは76機に
19年以降の見通し「明るい」と強気姿勢
ATRが発表した2018年の受注・引き渡し数によると、受注数は52機を獲得することに成功し、引き渡し数は76機だったことが明らかになった。同社によれば、売上高は18億米ドル(約1960億円)だった。 ちなみに世界のターボプロップ市場では2037年末までに新たに3000機以上が必要となるとみられており、ATRとしては「2019年およびそれ以降におけるATRの事業は明るい」との見通しを立てているところ。
昨年、ATRは日本市場において新たに北海道エアシステム(HAC)からの受注を獲得することに成功するなど、その存在感をさらに大きくすることに成功した。世界をみても、米国のシルバー・エアウェイズ、仏領マヨット島のエワ・エアを新規顧客に迎えており、新造ターボプロップ市場では向かうところ敵なしというところ。昨年のターボプロップ機受注数のうち約62%はATR-600シリーズで、世界の地域航空会社において同機体が引き続き多く選ばれているという。