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2019.02.14

ウイングトラベル

東京都とロイヤル・カリビアンがMOU締結

東京港の継続利用やさらなる関係強化で合意
 
 東京都とロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は2月13日、東京港の寄港に関する覚書(MOU)を締結した。MOUには来年7月14日に開業する東京国際クルーズターミナルの最初の寄港船としてRCIの「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」を配船することを改めて確認したほか、乗下船に関する円滑なオペレーションの実現やRCIによる東京港の継続的な利用や港湾の発展に向けてさらなる関係強化を図る点などが盛り込まれた。
 今回の合意内容は「2020年7月14日にスペクトラム・オブ・ザ・シーズを東京港に配船すること」「東京港は同客船の初入港にあたり、ホスピタリティあふれる歓迎セレモニーを実施する」「RCIと東京港は東京国際クルーズターミナルにおける円滑な乗下船オペレーションに向けて相互協力する」「RCIは今後も継続的に発着港、寄港地として東京港を利用する」「RCIと東京港は相互発展のため、将来に向けてさらなる関係強化を図る」という6つの項目に関して合意した。
 2020年7月に東京港に寄港するスペクトラム・オブ・ザ・シーズはRCIの最大級客船「クァンタムクラス」に属する客船で今年4月にデビューする新造船。総重量は16万8666トン
、乗客定員は1室2人利用の場合4246人となる。同客船はアジア市場での展開を視野に入れたものとなっており、カラオケルームなどアジア人が好む施設を備えているほか、3世代家族が滞在可能な大型のスイートルームを備えるなど、カジュアル客船ならではの施設が用意されている。

 

※写真=MOU締結の調印書を持ち握手するロイヤル・カリビアン・インターナショナルのジナン・リウ 北アジア太平洋地区・中国社長(左)と東京都の多羅尾光睦副知事