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2019.02.15

WING

エアバス、JALのA350-900最終組立開始

今年半ば引き渡し向け作業着々

 エアバスは2月15日、日本航空(JAL)のA350-900初号機の最終組立を仏トゥールーズの最終組立工場で開始したことを発表した。エアバスによると現在、最終組立工場において主翼と胴体の結合と、尾翼の取り付けを完了しているとのことで、JALのA350XWBは既にその全貌が姿を現しつつある様相だ。エアバスは今後、翼端のウイングレット取り付けなど構造部の組み立てを終了した後、機械や電気、アビオニクスシステムに関する地上テストを実施する。
 JALがA350XWBを発注したのは2013年のこと。A350-900型を18機、A350-1000型を13機の計31機を発注しており、今年半ばにA350-900型の初号機を受領する。JALは9月から羽田−福岡線に投入することを決定しており、国内の主要空港へと運航路線を拡大していく。その後、国際線にも投入して、競争力を高めていく方針だ。