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JAXA、H3用第1・2段エンジン試験を実施
20年度試験初号機打ち上げ向け準備着々
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は去る2月13日に、開発中の次期基幹ロケットH3搭載用の第1段エンジン(LE-9)と第2段エンジン(LE-5B-3)の燃焼試験を実施した。種子島宇宙センターで実施したLE-9エンジンの燃焼試験は今回で4回目。機能・性能確認および各コンポーネント特性取得に関する試験を実施した。一方のLE-5B-3認定試験は角田宇宙センターで実施しており、こちらは同エンジンの最終仕様品の機能・性能の確認および寿命実証を行った。いずれのエンジンも、それぞれ計画値を上回る性能データを得ることに成功しており、H3試験初号機の2020年度打ち上げに向けて着々と開発が進んでいる様相だ。
※写真=LE-9エンジンの燃焼試験。写真は第3回の実施時のもの(提供:JAXA)
※写真=角田宇宙センターで試験を実施するLE-5B-3エンジン。写真は2017年4月(提供:JAXA)