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ANA、4月以降の国際線燃油サーチャージ大幅引き下げ
3段階改定で長距離線が片道1万円超引き下げに
全日空(ANA)グループは2月18日、国際線旅客の「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」の改定を発表した。4月1日以降の発券分の燃油サーチャージを、3月までと比べて3段階下げて設定する。これにより、例えば日本-北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニアなどの長距離線の燃油サーチャージ額は、現行の片道1万7500円から、片道7000円へと大幅に引き下げられることになった。
ANAグループは、2カ月毎に国際線旅客の燃油サーチャージを見直している。2018年12月から19年1月のシンガポールケロシン市況価格の2ヵ月平均は1バレルあたり71.88米ドルで、同期間の為替平均1米ドル110.7円を乗じたシンガポールケロシン市況価格の円貨換算額は7957円となったため、同社の燃油サーチャージ改定基準テーブルに照らし合わせて大幅引き下げとなった。