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2019.02.20

ウイングトラベル

hi Japan、OTAビジネスに新規参入へ

4〜6月期めど、旅行予約プラットフォーム構築

 宿泊施設向けのスマートフォンサービス「handy」を展開するhi Japanのピーター・リー社長は2月19日に都内で記者会見を行い、今年の第2四半期(4月〜6月)をめどに旅行予約プラットフォームを構築しOTAビジネスに参入する方針を明らかにした。オンラインでの旅行商品販売と宿泊施設に設置しているスマートフォンと連動したサービスを展開していき、旅行者が求める多彩にニーズに対応可能なビジネスモデルを構築していく考えだ。また、この動きとあわせて宿泊施設向けの端末についても新機能を追加。より利便性を高めていくことで、handyを導入する宿泊施設数の上積みや旅行者への利用率向上を図っていきたい考えだ。
 同社は香港のhi社の日本法人として2007年から日本におけるホテル向けスマホサービスの展開をスタート。昨年12月末時点で国内1700の宿泊施設、24万室に導入されている。そうした中で同社はレンタルスマートフォンビジネスから事業内容を多角化していくことを目的として、今月社名を「handy Japan」から「hi Japan」に変更するとともに、エクスペディアのアジア・太平洋地区の事業立ち上げや名古屋のレゴランド・ジャパンの展開などに関与した経験を持つリー氏を新社長として迎え入れた。
 リー社長は「当社はこれまでモバイルデバイスの会社として一定の地位を獲得してきた。

 

 ホテルのスマホと連動、旅行先のニーズに対応
 リー社長、旅行業参入後発も事業拡大に自信
 スマホ端末も次世代型を開発中
 マーケデータ通じ、宿泊施設のビジネス支援も
 訪日インバウンド需要拡大にも貢献
 JNTO、ホテル関係者がコメント

 

※写真=今後の事業方針を説明したhi Japanのピーター・リー社長