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防衛省、田原・瑞浪市の豚コレラ派遣を撤収
田原市で725人、瑞浪市で475人の陸自隊員派遣
防衛省は、愛知県田原市と岐阜県瑞浪市で発生した豚コレラの支援のため派遣した災害派遣部隊の活動を終了したと発表した。田原市では20日に支援を終え、延べ725人が活動した。瑞浪市では21日に部隊が撤収し、それまで延べ475人が災害派遣活動を行った。
このところ愛知県や岐阜県を中心とした周辺地域の養豚場で豚コレラが猛威を振るい、防衛省・自衛隊では連日要請のあった地域へ災害派遣を行っている。田原市では13日に、県が養豚場の立入検査を行ったところ、豚コレラの擬似患畜が確認された。14日18時には陸上自衛隊第10師団長(守山)が県から豚の殺処分支援の派遣要請を受け、速やかに防疫措置を行った。活動部隊は第10師団司令部のほか、第10特科連隊(豊川)と、第35普通科連隊(守山)。愛知県内の養豚場では、以前から豚コレラ感染が確認されていて、同じ部隊が支援要請を受けて活動していた。この度の田原市の支援では、要請を受ける前から県庁へリエゾンオフィサー(LO)を派遣していた。