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JAXA、「はやぶさ2」が「リュウグウ」に着陸
リュウグウ接地のシーケンス実施を確認
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」に接地することに成功したことを発表した。接地した「はやぶさ2」は現在、正常に運用中とのことだ。JAXAによると、「はやぶさ2」から送られてきたデータを確認したところ、サンプル採取のための弾丸発射を含めて、接地の各種シーケンスが実施されたことを確認したという。
「はやぶさ2」は2月21日13時45分に、ホームポジションである高度約20キロメートルから降下を開始した。ただ、それに先立つこと午前7時15分頃、探査機の降下準備プログラムを作動したところ、位置情報が想定と異なっていることを確認しており、JAXAは降下開始の可否判断を遅らせて、状況確認にあたっていた。
その後の調べで探査機は正常であることを確認しており、位置情報が想定と異なっていたことは、降下準備プログラム動作のタイミングの影響で起こることが分かった。そこでJAXAはタイミングの調整を行い、降下シーケンスが問題なく動作することを確認。タッチダウン時刻が決まっていることから、降下速度を速くすることにはなったものの、そうした対応は地上で訓練済みであるとして、降下をスタート。その後、同日19時10分には、運用継続判断が下されていた。
※画像=「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に接地イメージ。日本の宇宙開発が新たな境地に(提供:JAXA)