ドイツ観光局
ドイツで体験可能な持続可能な観光を啓蒙する
ジャーナリストの作品、3名を表彰
ドイツ観光局 日本支局(支局長:西山晃)は、「ドイツ観光局サステイナブルツーリズム記事コンテスト2023」の受賞者を発表しました。本コンテストは、新型コロナウイルスの世界的な流行を経て、世界中で関心が高まっている「サステイナブルツーリズム(持続可能な観光)」をテーマとしてメディアで発表された優れた記事を対象としたもので、ドイツ観光局が持続可能な観光をテーマに実施しました。
今回のコンテストでは「審査員賞」「ドイツ観光局賞」「功労賞」の3部門を設定しました。審査員賞には、オンラインメディア「ELEMINIST(エレミニスト)」に掲載された「自転車に乗ると特典がもらえる ドイツ鉄道が『鉄道+自転車』の利用を促進」の岡島真琴さん、ドイツ観光局賞は、朝日新聞デジタル「&Travel」掲載の「『グリーン&クリーン』なドイツ旅、汚染からよみがえった工都・エッセン」の太田瑞穂さんに贈られました。そして、ドイツ観光促進に関する多彩な記事を発信しているジャーナリストのシュピッツナーゲル典子さんに功労賞が贈られることとなりました。
受賞者
<審査員賞>
岡島 真琴 さん
自転車に乗ると特典がもらえる ドイツ鉄道が「鉄道+自転車」の利用を促進
ELEMINIST(エレミニスト)https://eleminist.com/article/2673
<ドイツ観光局賞>
太⽥ 瑞穂 さん
「グリーン&クリーン」なドイツ旅、汚染からよみがえった工都・エッセン
朝⽇新聞デジタル &Travel
https://www.asahi.com/and/article/20230524/423791297/
<功労賞>
シュピッツナーゲル 典子 さん
ドイツ・ITBベルリン(国際旅⾏展)から⾒えた観光業界の今とこれから
他、複数記事
ドイツ観光局サステイナブルツーリズム記事コンテスト2023について
ドイツでは世界のパイオニアとしてカーボンニュートラル時代の到来を見据えた再生可能エネルギーへの対応とあわせてサステイナブルツーリズムの普及について国を挙げて積極的な取り組みを進めているところです。
そこでドイツ観光局では、ドイツ国内で体験することができる持続可能な観光を広く啓蒙することを目的に、各メディアを通じてドイツにおけるサステイナブルツーリズムの魅力を広くアピールした記事を表彰する「ドイツ観光局サステイナブルツーリズム記事コンテスト2023」を開催いたしました。
今回の受賞作品の選定理由について、審査員の岡田美奈子 追手門学院大学 地域創造学部 地域創造学科 教授は「サステイナブルツーリズムの魅力を伝える本コンテストは、初めての開催にもかかわらず、自薦、他薦あわせて多数の応募をいただきました。記事には、最新のサステイナブルツーリズムに関わる情報からこれまであまり知られていなかった内容なども深掘りされ、ドイツの地域づくりや観光におけるサステイナビリティの実践が確実に広がっていることがわかりました。どの記事も大変魅力的で難しい審査となりましたが、今回は、3人の審査員が(1)正確性、(2)客観性、(3)構造性、(4)独自性、(5)共感度の5つの観点から議論し、評価をいたしました。こうした記事をきっかけに、サステイナビリティに関心の高い層を中心に、日本からのドイツ渡航者のさらなる増加とともに、ドイツにおけるサステイナブルツーリズムの一層の発展を期待しております」と総評しました。
また、主催者でコンテストの審査員も務めたドイツ観光局のアジア地区統括局長兼日本支局長の西山晃は「CO₂削減を中心に環境面での重要性に目が行きがちですが、サステイナブルツーリズムは一極集中から地方分散へといった経済的側面、世界において地域間の対立が深刻化しているなか異文化同士の相互理解や平和な世界、社会的弱者にも平等に観光の機会をという社会的側面も含まれます。ドイツ観光局調べでは、2023年夏のシーズンにおける日本の主要旅行会社パッケージツアーにおいて、実に64か所の異なるドイツの町や村が宿泊地として販売されています。ミュンヘンやフランクフルトといった大都市だけでなく、人口過疎の田舎の観光地まで日本の旅行会社がツアー化している事実は、サステナイビリティへの意識の高まりというより伝統的に日本人旅行者はドイツ旅行において地方分散型の旅を楽しみ、必然的にドイツの田舎の経済を下支えし、無意識にサステイナブルツーリズムへ貢献してきたといえます。
またドイツの観光関係者からは、日本の旅行者はドイツ文化への関心が高く歓迎したいという声が多く聞かれ、異文化交流や相互理解という点からも日本人は良いパフォーマンスをしていると思います。旅は楽しくてわくわくさせるから行きたくなるものです。この先、環境面における貢献を高めるために、今回のコンテストのようなプロジェクトを継続して日本人旅行者のサステイナブルツーリズムへの意識向上に努め、また環境面に配慮しながらも行ってみたくなるようなドイツの観光素材の提供に注力してきたい」と話しています。
コンテスト実施概要
主催
ドイツ観光局
応募期間、
及び表彰対象となる記事
2023年1月1日から10月31日までに発表・発表予定のジャーナリストによる記事(ウェブによる公開も含む)。自薦、他薦は問いません。
審査基準
サステイナブルツーリズムに即した内容で、かつ日本人旅行者のドイツ渡航増加に影響を与えるような内容であること。
記事で求める
サステイナビリティの要素
以下のいずれかの1項目を満たしていること。
1. Socio-cultural
地元の伝統文化や風習を後世に残すもの。また、人と人のふれあいを大事にし、相互理解を深めるもの。
2. Economic
文化継承や自然保護といった一見非経済的と思われる取り組みにおいて特に経済的に劣勢になりやすい田舎や過疎地域において「儲かる仕組み」の実現に寄与するもの。
3. Environmentally friendly
自然保護、環境保全、環境に負荷をなるべくかけない方法で観光を促進するもの。
例)上記一例として、世界遺産、鉄道の旅、地産地消、サイクリングなど
選考委員
追手門学院大学 地域創造学部 地域創造学科 教授 岡田 美奈子氏
旅行業界メディア「週刊ウイングトラベル/日刊旅行通信」 株式会社航空新聞社 編集統括 石原 義郎 氏
ドイツ観光局アジア地区統括局長兼日本支局長 西山 晃
お問合せ
ドイツ観光局サステイナブルツーリズム記事コンテスト2023事務局(株式会社航空新聞社内)
〒107-0051 東京都港区元赤坂1-7-8 ヒルクレスト373 4階
TEL:03-3796-6646 FAX:03-3796-6645
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