【潮流】震災、コロナ、観光支援
東日本大震災から10年が経った。2011年3月11日の震災から5ヵ月後の8月に東北を旅した。東北自動車道は全線開通していたが、道路が未だ波打っていた。仙台で高速を降りて、東松島から復興作業のダンプカーが行き交う道路を走り、奥松島に着いた。震災から手つかずの奥松島の家屋を見て、家族で息を呑んでそのまま引き返したことを思い出す。
石巻では、ボランティアの人と話をした。「これからは観光で復興。たくさんの人が被災地に来て、観光で消費することが最も支援につながる」と語っていた。このときに、観光が被災地の復興に重要な役割を担うことを改めて認識した。
宮古では、ホテルの温泉で、支援に来ている大阪の機動隊の人と話をした。我々のような一般客と一緒に温泉に入ることが申し訳ないように、目立たないようにしていた。
お試し価格で全文配信中です