【潮流】横浜の観光再開発に期待
横浜市長選挙が終わった。現職、前国家公安委員長、大学教授、前神奈川県知事、元長野県知事、他にも市議など候補者が乱立したが、終わってみれば、立憲民主党推薦の山中竹春氏が圧勝した。IR(カジノ)の是非を問う選挙からコロナに争点が移ったと言われたが、最後までIRで迷走した選挙という印象が拭えない。
まず、最後まで態度を決めかねていた林文子現職市長は、結局、自公の推薦を得られずに立候補、自民党の一部の市議は応援したが大敗した。この人が横浜市民を政治不信に追い込んだのではないか。前回の選挙でIRは白紙で当選しながら、当選後はIR誘致に回り、市民の反感を買った。どう見ても、横浜IR誘致促進は「菅+林」体制に見えた。
林氏は落選後に「想像していたより、IRへの反対や懸念が多かった」と述べたが、この人の態度が反対や懸念を増幅させたのではないか。