【潮流】旅行制限緩和、米国に倣え
米国政府が昨年7月から続けてきた外国人に対する米国への渡航制限について、「ワクチン接種完了」を条件に解除することを決定した。11月初旬から日本を含む外国人の訪米がワクチン接種証明を義務付けることで復活することとなる。米国がワクチンパスポートの導入に舵を切ることにより、国際往来の回復が一挙に前進することが期待される。
既にワクチン接種の導入により、国内旅行需要が回復している米国では、航空会社の経営環境も好転の兆しを見せている。航空会社は国内線の次は国際線の需要回復を念頭に路線計画を立てており、年末の旅行シーズンに向けて渡航制限の緩和を要望していた。
国際航空運送協会(IATA)は、米国の渡航制限緩和決定を受けて、即座に歓迎のコメントを発表した。