【潮流】「G7並み」へ次の対策を
岸田首相は5月26日に、これまでの日本の水際対策は医療体制の確保やワクチン接種を進める時間を確保するために「必要な措置だった」と釈明し、6月から国際往来の再開することを自ら表明した。
既に発表の通り、6月1日から1日当たりの入国者総数を現行の1万人から2万人に引き上げるとともに、「青」「黄」「赤」の信号システムに世界各国・地域を分けて、観光目的の訪日外国人旅行を再開する。一方で、海外旅行は5月26日に世界36カ国・地域をレベル1の「十分注意してください」に引き下げ、旅行会社のパッケージツアー販売を促進する。
訪日インバウンドでは、入国時検査を行わずに入国を認める「青」は98カ国・地域、有効なワクチン接種証明があれば入国時検査、自宅待機ともに必要ない「黄」は99カ国・地域で、「赤」のアルバニア、シエラレオネ、パキスタン、フィジー4カ国・地域を除き、ほぼ世界中の国・地域から外国人観光客を迎えることが可能になった。