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2022.10.03

【潮流】2022年のツーリズムEXPO

 「ツーリズムEXPOジャパン」は9月22日から25日の4日間、2020年の沖縄以来2年ぶり、東京では2018年以来4年ぶりに開催された。世界78ヵ国の国と地域、1018の企業・団体が出展、会期中の来場者数は主催者発表で12万2000人を記録した。
 世界的には国内旅行はもとより、主要各国の水際対策がほぼ撤廃され、海外旅行も本格的に回復に向かっている。しかし、日本は水際対策の遅れが海外旅行、訪日旅行に大きな影響を及ぼし、そのことがツーリズムEXPOにも影を落とした。
 回復期にあるとはいえ、出展会場を見ると、国内旅行はブースに工夫が凝らされていたが、海外旅行は回復が遅れていることもあって、コロナ前と比べると静かな感じは否めなかった。それでも一般入場最終日の25日の日曜は、どちらの会場も大変な賑わいを見せていた。
 しかし、「名を捨て実を取る」ではないが、業界日の海外旅行出展会場では、各ブースで活発に商談が行われ、派手な演出はないものの、今月11日からのG7並みの水際対策を前に、B2Bのトラベルトレードショーを開催している雰囲気が醸し出ていた。