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2023.04.03

【潮流】海外旅行を当たり前に

 日本旅行業協会(JATA)は、「JATA海外旅行促進プロジェクト」を4月1日にスタートさせた。今回のキャンペーンは昨年7月に実施した「海外旅行復活宣言」以来の海外旅行需要喚起キャンペーン。前回はキャンペーンスタート直後に新型コロナ第7波によって出鼻を挫かれた。
 今回は、昨年10月以降の水際対策緩和を受けて、とくに5月8日から新型コロナの感染症法上の規定が2類から5類に変わることを契機に、わが国の国際往来が平常時に戻ることを想定して、感慨旅行需要喚起を目的にスタートした。
 水際対策の緩和によって訪日外国人旅行者は月を追うごとに増加しているものの、日本からの海外旅行者が回復が遅れていることが、キャンペーンの背景にある。
 JATAの髙橋広行会長は、新年冒頭の挨拶で「海外旅行の復活なくして旅行業界の復活なし」と語り、今年は「海外旅行の機運醸成と新たな需要創造の2点」を全力で取り組むことを明言した。
 4月からのJATA海外旅行促進プロジェクトは、「海外旅行の機運醸成」を図るもので、4月からの新年度を節目にゴールデンウィーク(GW)、夏休みの繁忙期に向かって、海外旅行に行こうというムードが全国的に盛り上がることが期待される。