「新しい時代」に対応したタイのMICEプロダクト②
注目の高原リゾート「カオヤイ」
■大自然に囲まれながら密を避けて滞在
バンコクから車で2時間ほどのマウンテンリゾート「カオヤイ」。バンコクの富裕層や外国企業の駐在員が週末にゴルフを楽しむ高級リゾート地で、避暑地としても人気だ。ヴィラタイプのホテルも多く、ゆったりとした滞在ができるほか、いま話題のグランピング施設もおすすめ。豊かな自然を感じるハイキングをはじめ、タイでこれまでとはひと味違った滞在が楽しめる。また豊かな土壌を活かしたブドウ栽培が盛んで、ワイナリー巡りも注目だ。
SDGsの達成に貢献できるプログラム
■MICEだけでなく教育旅行にも最適
今、日本でも関心の高いSDGs(持続可能な開発目標)。2015年9月の国連サミットで採択、「地球上の誰一人として取り残さない」社会実現のため、国連に加盟する193カ国が2030年までの達成を目標とする。17項目にわたる目標には、貧困や飢餓、健康や教育、エネルギー、経済、気候、自然、平和といった多岐にわたるテーマが掲げられている。タイではこうしたSDGsを絡めたアレンジが可能で、地元の小学校を訪問して学校内に農園を作り、そこで栽培された野菜を学校給食に使用するといった例も。現地のDMCと相談することで実現できるプランも多い。
充実した大型コンベンション施設
■グローバルMICEデスティネーションの証
毎年多くのMICE向け施設がオープンするタイ。現在改装中のクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターをはじめ、インパクト国際展示場(IMPACT)、バンコク・インターナショナルトレード&エキシビションセンター(BITEC)、true icon HALL、SAMYAN MITRTOWN HALLなど、これまで世界中から1000人規模の団体が訪れてきた実績があり、1万人を超える団体でも対応できる大型施設が数多い。これはまさに国際的にMICEを受け入れる土壌が充実している証と言えよう。
豊富なウェルネスプログラム
■滞在先、ホテルなど、どこでもリラクゼーション タイでは、古来よりマッサージによる医療が発達。アユタヤ王朝以降、宮廷の医師よって作られた「タイ古式マッサージ」をはじめ、タイ式健康法「ルーシーダットン」など、その歴史は長い。近年では、ホテルでの極上スパや、街中で気軽に訪れることができるスパ施設など、その選択肢も広い。ヨガなどを取り入れ、心身ともにリラックスができる本格的なウェルネスプログラムを取り入れたリゾートなど、現地移動によるストレスを感じることなく、滞在先で質の高いリラクゼーションを受けられるのもタイならではの大きな魅力だ。
国を挙げて環境問題に取り組むタイ
「ピントー」やエコバックに注目
観光立国として、責任ある観光を遂行していくにあたり、使い捨てプラスチックの削減を積極的に推進しているタイ。自然環境に配慮する象徴として、タイのお弁当箱「ピントー」が注目されている。またエコバッグやエコストローの利用をはじめ、サスティナビリティーや環境問題を意識した滞在が求められている。
バンコクの生活を肌で感じる滞在
チャオプラヤー川周辺のリバーサイドホテル
バンコクの街の中を悠々と流れるチャオプラヤー川。川沿いには高級ホテルをはじめ、レストランや複合ショッピング施設などが建ち並ぶ。いまでこそBTS(スカイトレイン)などの交通インフラが整うが、かつてはこの川が物や人を運ぶ交通網としてバンコクの生活を支えてきた。現在でも市民の足として、船が利用されているほか、バンコク定番観光地、三大寺院はいずれもチャオプラヤー川沿いにあり、船でのアクセスが便利。現代と伝統が融合するタイならではの雰囲気を感じ取れるリバーサイドの滞在はぜひおすすめだ。
【お問い合わせ】
TCEB日本事務所 日本代表/池田久美
(ビジネスイベント・ソリューションズ&トラベル株式会社)
Email info@bestrvl.jp
TCEBとは?
タイ国政府コンベンション&エキシビションビューロー(TCEB)は、内閣府の外郭団体で、MICEビジネスの展開とプロモーション事業を担う。コンベンションビューローとしてはアジア最大級の規模を誇る組織だ。TCEBはMICEでの渡航を検討する企業や団体の要望に応えるため、タイ国内の行政各機関やDMC、関連施設やホテルといった複数の民間企業と緊密に連携。満足度の高い渡航をサポートすることで、優れたMICEデスティネーションとしてのタイの認知度向上を図る取り組みを行っている。