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2022.07.12

フィリピンのMICE ここに注目!

 

 

MICE開催時の安全/衛生対策と対応

フィリピン政府は、観光やMICEを含むさまざまな産業や機関のガイドラインとなる安全衛生プロトコルを定めている。また、一般的なガイドラインとは別に、
MICE関係者(主催者、会場、サプライヤー、開催地)は、独自のプロトコルを設定しており、イベントの参加者、訪問者、旅行者に対して実施している。

 

アクセス面でも充実進む空港整備

①マクタン・セブ国際空港

日本からの直行便も飛ぶマクタン・セブ国際空港は、フィリピンを代表するリゾート地セブの玄関口。2018年に新しい国際線ターミナル(ターミナル2)がオープン。天然木を利用したリラックスできる雰囲気は、リゾート感あふれる。リゾート地ならではの満足度の高いMICEをセブ島で。
mactancebuairport.com

②クラーク国際空港

クラーク国際空港(パンパンガ州アンヘレス)に今年5月新ターミナルがオープン。マニラ首都圏の新しいゲートウェイとして日本発着の国際線の就航も期待されている。
clarkinternationalairport.com

 

注目のMICEベニュー

①イロイロ・コンベンションセンター(イロイロ)

中部パナイ島にあるイロイロ は、世界遺産の「ミアガオ教会」をはじめ、スペイン統治時代の建物が数多く残るロマンティックな雰囲気。特徴的な建物のコンベンションセンターは、3000人収容可能な4つのホールと、500人まで収容できる7つのファンクションルームを有する充実の規模を誇る。
iloiloconventioncenter.com

②SMXクラーク(マニラ首都圏)

小規模の展示会やイベント向けに最近オープンしたばかり。4つの展示会場に5つの宴会場、15室のミーティングルームを有する。ニノイ・アキノ国際空港から近く、周囲にはレストランやホテルなど数多い便利な立地も自慢だ。
www.smxconventioncenter.com/smx-clark

③ワールド・トレード・センター(マニラ首都圏)

1996年オープンのフィリピン随一の規模を誇る展示会場。1万1300平米の屋内スペースと1万1500平米の屋外スペースを有し、1996年と2016年のアジア太平洋経済会議(APEC)をはじめ、名だたる国際会議の開催地となった。大規模な展示会だけでなく、小規模な会議をはじめ、各種MICEイベントに対応できる。
www.wtcmanila.com.ph

 

現地でさまざまな体験を
文化体験やCSR、SDGs、教育交流プログラムも

MICEを成功へと導くカギの一つが、現地での忘れられない貴重な体験。フィリピンでは、さまざまな文化体験だけでなく、近年注目度が高まるCSR(企業の社会的責任)やSDGsに結び付いたプログラム、さらに教育団体向けの交流プログラムなど、実に多彩な内容を提供する。

フィリピンはお祭りの国。ほぼ毎月何らかのお祭りが開かれる(セブのシヌログ・フェスティバル)

 

①文化体験

扇子描き、地元舞踊の学習/参加、教会や寺院の訪問、祭りへの参加、フィリピンの舞台劇の体験、フィリピンの詩の学習、フィリピン芸術界の人物との出会い、など。また国内各地を訪問し、建築や言語、音楽や舞踊、そして地元の人たちとの交流を通してフィリピンの歴史を肌で感じる。

世界で最も長い期間クリスマスのお祝いをする国として知られるフィリピン。
9月からシーズンがスタート

 

②CSR

目的や達成したいことに応じてアレンジや企画が可能。例えば、地域社会との交流(1~2日)、地元組織とのミーティング、技術共有、医療ミッション、ボランティア活動など。

 

③SDGs

サステナビリティ・プログラムのある観光地やホテル、コミュニティ、MICE会場への訪問。日本とフィリピンの団体が協力できる持続可能なプログラムについて情報共有するためのミーティング、両国が協力できるサステナブルなプログラムについての情報交換、といったアイデアも。

 

 

④教育団体向け交流プログラム

英語が広く話されるフィリピンは、短期を含む研修/留学先としても注目度が高い。現地の教育機関での生徒/学生同士の交流、教職員間の交流、技術交流といった各種交流プログラムを組むことが可能だ。

「VISITA IGLESIA」はフィリピンの文化の一部。
家族や友人がさまざまな教会を訪れ、祈りを捧げる

 

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