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2019.02.27

WING

岩屋防相、2回目の米朝会談「具体的な成果」期待

東アジアで平和と安定へ、中距離弾も議論望む

 岩屋毅防衛大臣は2月26日の閣議後会見で、ベトナム・ハノイで開かれる2回目の米朝首脳会談について触れ、今度の会談が「拉致、核・ミサイルといった問題の解決に結びつく、具体的な成果が上がる会談であってほしい」と述べ、東アジア地域全体で平和と安定につながっていくことへ期待を込めた。
 この度の2回目の米朝首脳会談では、非核化だけでなく北朝鮮が保有する中距離弾道ミサイルにも焦点を当てるものと見られる。岩屋大臣は、日本が同ミサイルの射程内に位置することから、「(中距離弾道ミサイルの議論を)ぜひ取り上げてほしい」と話した。
 また、日本政府の立場としては、北朝鮮問題の解決には米国をはじめとした同盟国、関係各国と緊密に連携していく姿勢を示している。しかしながら、連携していくべきはずの韓国とは、韓国海軍艦艇による海自P-1へのレーダー照射問題をはじめ国家間での問題を抱え、不協和音が響いている状況は否めない。この問題については「考え方は変わっていない」と言い、今では「日韓間で緊張があったものの、徐々に解消に向かっている」と説明。その根拠に韓国側から緊張を高める発信がなくなっているということで、改めて米・韓との連携と、中国、ロシアを含む近隣各国と意見交換・意思疎通を図って、北朝鮮問題に当たっていく姿勢を示した。

 

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