記事検索はこちらで→
2019.02.27

ウイングトラベル

ANA、最大10連休、予約の「客足は好調」


国内線予約20ポ上昇、国際も10ポ増

 全日空(ANA)の平子裕志社長は2月25日、GWの予約について、「お客様の出足が良い」とこれまでの予約状況を評価。「国内線では、この期間の供給量は(前年対比で)ほとんど増えないなかで、(現時点の)お客様の数は170%ぐらい。予約率も20ポイント近く上がっている。なかでも北海道と沖縄方面の人気が高い」と、早くも予約が大盛況であることを明かした。
 一方、国際線も好調に推移している。同期間中の座席供給量は対前年比2%増加する見通しだが、「お客様の数は130%。予約率も10ポイント以上上昇している」とコメント。「とくに欧州方面の人気が高い」ことを明らかにした。
 いずれにしても「(GWまで)まだ2カ月ほどあるため、これから予約は動いていくだろう」とし、「一つは旅行ブームが10連休で押し上げられていることは確実に言える。こうしたことを私共としてはビジネスチャンスとして捉えて、サービスを展開していきたい」と話した。

 

A380投入ホノルル線に確かな「手応え」
カウチ席が親子に人気、ASK大幅増も需要好調

 平子社長は5月24日からA380を投入する成田−ホノルル線について、「非常に手応えを感じている」と話し、総2階建ての超大型旅客機A380投入の成功に自信を示した。ANAがA380でチャレンジするカウチシートの「販売が好調。親子連れに受け入れられている」とコメントするなど、予約の滑り出しは好調だ。
 平子社長が話すようにA380を投入するホノルル線の販売が好調な様相だが、成田・羽田−ホノルル線の2019年度生産量(ASK)は18年度比40%以上にも達する。こうしたなか「実はお客様の予約もそれくらい付いてきている」とのことで、520席仕様の巨躯を投入しても、ホノルル線の需給バランスは上手く取れているとの認識を示した。

 

 A380生産終了もエアバス支援「信頼」
 平子社長、A380低コストオペレーションに自信
 羽田増枠半分が米国線、「基本的に歓迎」
 アジア需要期待で新規就航など戦略幅拡大
 ANAの羽田国際線は第2・3PTBに分割
 乗り継ぎ利便考慮し発着PTB選定中
 MRJのTC試験遅れ、片野坂社長「三菱を信頼」

 

※写真=ANAのA380。いよいよ5月24日から運航をスタートするがANAは事前訓練を行うなど準備に余念がない

※写真=ANAHDの片野坂真哉社長

 

※写真=A380を投入した成田−ホノルル線に手応えをみせるANAの平子裕志社長