ウイングトラベル
日本旅行、グローバル戦略を本格的に推進
東南アジアに統括会社、ミキと連携強化へ
日本旅行の堀坂明弘社長は2月27日に会見し、2019年からグローバル戦略、ダイバーシティ推進などに取組む方針を明らかにした。とくに、グローバル戦略はグローバル戦略推進本部を中心に海外地域・国ごとにインバウンド・アウトバウンド、法人・個人旅行を再構築し、まずは中国・東南アジアの現地法人の取り組みを本格化し、東南アジアのグループ統括会社の設置を検討する。また、グループ・ミキ・ホールディングスへ出資したことで、ミキ・グループとの連携を強化する。堀坂社長はグローバル事業を将来の大きな収益の柱に成長させ、ビジネスモデルの転換を加速させる方向性を示した。
グローバルを収益の柱に、ビジネスモデル転換
グループミッション決定後、数値計画策定へ
堀坂社長は「グローバル戦略の取り組みを協力に推進したい。今年1月にグローバル戦略本部を設置し、私が本部長に就任。インバウンド、アウトバウンドを単体でとらえず、イン・アウト、法人・個人を全体として取組む。最大の目的は、組織を横断的にグループ会社のミッションを再構築していく。まずは中国と東南アジアでの法人営業を開始する。これまでは、少人数の取り組みにとどまっていたが、現地企業からの受注拡大に向けて現地の社員と日本から送り込む若手社員含めて人員のネットワーク化により、現地・日本の法人営業全体の質を上げて、底上げを図る」と述べた。
日本旅行は現地グループ会社のNTAシンガポール、NTA上海、JABATO(インドネシア)を持ち、出資会社のTailor Made(オーストラリア)、そのほかの海外取扱エージェントなどとの連携を強化する。そのために今後、東南アジアのグループ統括会社の設置を検討する。
堀坂社長は東南アジアについて、「シンガポールに統括的な機能をもたせて、東南アジア戦略を立てていきたい。シンガポール、マレーシア以外でもべトナム、タイ、フィリピンなどにも拠点を置き、成長分野を取り込みたい」と述べ、そのための人材配置、人材育成を加速化させる。
堀坂社長は「グローバル戦略は、今後の中期経営計画で収益の柱として位置づける」と述べ、数値計画は今後グローバル事業が具体化していく中で立てていく方針。4月頃を目途にグループ会社のミッションを決定し、今年前半ぐらいを見据えて数値化していくことを示唆した。「グローバル戦略の需要獲得へ本格的に稼働することで、ビジネスモデルの転換になる」と強調した。
ミキ・グループとアジア・欧州で共同展開
東南アジアに統括会社、ミキと連携強化へ
日本旅行の堀坂明弘社長は2月27日に会見し、2019年からグローバル戦略、ダイバーシティ推進などに取組む方針を明らかにした。とくに、グローバル戦略はグローバル戦略推進本部を中心に海外地域・国ごとにインバウンド・アウトバウンド、法人・個人旅行を再構築し、まずは中国・東南アジアの現地法人の取り組みを本格化し、東南アジアのグループ統括会社の設置を検討する。また、グループ・ミキ・ホールディングスへ出資したことで、ミキ・グループとの連携を強化する。堀坂社長はグローバル事業を将来の大きな収益の柱に成長させ、ビジネスモデルの転換を加速させる方向性を示した。
グローバルを収益の柱に、ビジネスモデル転換
グループミッション決定後、数値計画策定へ
堀坂社長はグローバル事業への本格的な参入への背景として、「国内市場は売上が増えているものの、少子高齢化、人口減少で中長期的には縮小が懸念される。また、訪日インバウンドは中国や東南アジアの経済成長で大幅な拡大が見込まれ、国際MICE、法人営業も成長が期待される」と説明した。
そうした中で、「当社は海外拠点はあるが、日本人旅行者の拡大に伴う日本発オペレーション業務やランドオペレーター業務が中心で、一部にJRパスの販売もあるものの、本格的な取り組みには至っていない」と現状を述べた。
堀坂社長は「これらのマーケット状況を踏まえて、グローバル戦略の取り組みを協力に推進したい。今年1月にグローバル戦略本部を設置し、私が本部長に就任。インバウンド、アウトバウンドを単体でとらえず、イン・アウト、法人・個人を全体として取組む。最大の目的は、組織を横断的にグループ会社のミッションを再構築していく。まずは中国と東南アジアでの法人営業を開始する。これまでは、少人数の取り組みにとどまっていたが、現地企業からの受注拡大に向けて現地の社員と日本から送り込む若手社員含めて人員のネットワーク化により、現地・日本の法人営業全体の質を上げて、底上げを図る」と述べた。
日本旅行は現地グループ会社のNTAシンガポール、NTA上海、JABATO(インドネシア)を持ち、出資会社のTailor Made(オーストラリア)、そのほかの海外取扱エージェントなどとの連携を強化する。そのために今後、東南アジアのグループ統括会社の設置を検討する。
堀坂社長は東南アジアについて、「シンガポールに統括的な機能をもたせて、東南アジア戦略を立てていきたい。シンガポール、マレーシア以外でもべトナム、タイ、フィリピンなどにも拠点を置き、成長分野を取り込みたい」と述べ、そのための人材配置、人材育成を加速化させる。
堀坂社長は「グローバル戦略は、今後の中期経営計画で収益の柱として位置づける」と述べ、数値計画は今後グローバル事業が具体化していく中で立てていく方針。4月頃を目途にグループ会社のミッションを決定し、今年前半ぐらいを見据えて数値化していくことを示唆した。「グローバル戦略の需要獲得へ本格的に稼働することで、ビジネスモデルの転換になる」と強調した。
ミキ・グループとアジア・欧州で共同展開
ダイバーシティ加速化、女性管理職20年20%に
役員体制強化、アドバイザリー・ボード新設
※写真=記者会見する日本旅行の堀坂明弘社長