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SKY佐山会長、後継機発表は「近日中」に
スカイマークの新たな翼の決定迫る
スカイマークの佐山展生会長が3月4日、同社が検討を進めている次期フリートの決定について、「近日中には」と話し、近々にも発表することに含みを持たせた。佐山会長は「選択肢は二つしか無いが、だいぶ詰まってきている」としており、スカイマークの将来を支える新たな翼の選定作業が、いよいよ大詰めを迎えている様相だ。
スカイマークが次期フリート候補として検討を進めているのが、ボーイングが開発した737MAXファミリー、もしくはエアバスのA320neoファミリー。スカイマークは現在、737-800型機を運用していることから、このままの流れで行けば、737MAXにというところであろうが、エアバス陣営も引くこと無く、スカイマーク・フリートをエアバス色に塗り替えることを虎視眈々と狙っている。
佐山会長は、737MAXを導入するにしろ、フリートを全てエアバス機に入れ替えるにしろ、「どちらも一長一短がある」とコメント。ボーイング、エアバスのどちらを選択するにしろ、それぞれにメリット、デメリットがあることに触れた。
その”一長一短”のところとしては、例えばボーイング機ならば、機体の共通性が高いことから「保有している部品を活用することもできるし、乗員訓練などもスムーズ」であることに言及。一方、「エアバス機を導入する場合、そもそも操縦桿の形状が異なる」などの理由で乗員訓練に取り組まなければならない。ただ、エアバス機の場合、「貨物のローディングが簡単」であるなどのメリットがあることに触れた。
また、エアバス機を導入する場合、初期投資が膨らむ可能性があるが、この点については「初期投資もそうだが、トータルの運航コストで考えなければならない」と話しており、やはり運用中のトータルコストを重視する姿勢をのぞかせた。
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※写真=スカイマークの次なるフリートは737MAXか、それともA320neoか。選定作業はいよいよ大詰めを迎えている