WING
岩屋防相、米韓演習終了も日米同盟に影響なし
望まれる在韓米軍の活動、北との交渉意識か
岩屋毅防衛大臣は3月5日の閣議後会見で、米国防総省が発表した毎春実施の米韓合同軍事演習の終了発表について、米国の立場は「同盟国の防衛に対するコミットメントは維持する」理解だとして、緊密な日米同盟に影響はないという考えを示した。また、続けて「ぜひ朝鮮半島における抑止力を維持する方向で対応していただきたい」とも述べ、在韓米軍の活動を維持する日本側の要望を示した。
米韓合同軍事演習は毎年春に、機動訓練などを行う「フォール・イーグル」と、指揮所演習を行う「キー・リゾルブ」を行ってきた。この度の米国防総省の発表は、それら演習を終了して別の名称で行う方針を示したもの。米国および韓国は、米韓連合軍の防衛態勢を確保するとし、新たな指揮所演習と見直しした野外訓練によって軍事的即応性を維持するという。