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航空局、飲酒事案で5社の事業者・乗務員を処分
運航規定違反など確認、乗員へ業務停止など
航空局は3月8日、定期航空運送事業者の運航乗務員による不適切な飲酒事案が連続して発生したことを踏まえ、このたび5社の航空会社とその運航乗務員に対して不利益処分などを実施した。対象とした事業者は、アイベックスエアラインズ、AIRDO、新中央航空、エアージャパン、フジドリームエアラインズ。各社に対して3月22日までに再発防止策の提出を求めたほか、運航乗務員に対して業務停止処分など、指導を行った。
航空局では、連続した飲酒事案を受けて、各事業者へ立入検査や当事者からの事情聴取を行ってきたところ。その結果、運航規定への違反などが確認され、飲酒への全社的な意識改革がさらに必要だと分かったため、この度の処分に至ったとしている。
アイベックスエアラインズでは、今年1月9日に乗務予定だった機長がアルコール検知器での検査を実施せずに乗務した事案が発生した。そのため、会社に対して文書による厳重注意を行った。検査を実施しなかった機長には、文書注意(行政指導)を行った。