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川崎重工航空エンジン部門には将来ビジネスの芽多い
機体部門との統合で各分野の交流、共同が進展
川崎重工の航空エンジン部門(旧ガスタービン・機械カンパニーの一部)は2018年4月より航空宇宙部門と統合し、航空宇宙システムカンパニーが発足した。航空宇宙システムカンパニーのエンジン事業担当バイスプレジデントを務める植竹芳裕執行役員は、「エンジン部門には現実味のある将来ビジネスの芽がたくさんあると感じている。伸ばして行きたい」と述べている。
旧ガスタービンビジネスセンターの艦艇用ガスタービン部門とは別カンパニーとなり、航空エンジンと航空機用ギアシステム(ヘリ用トランスミッションや航空エンジン用ギアボックス、ファンドライブギアなど)を主として、機体部門とのシナジー効果を発揮して一層の発展を図ることとなった。
今回、植竹芳裕執行役員と民間エンジンプロジェクト本部長の越山雄執行役員、防衛エンジンプロジェクト本部長の松広純二理事に参集いただき、統合を含めたエンジン事業の状況、将来に向けた方向性を聞いた。
統合でリソースの共有、新製品構想に技術持ち寄る
プロジェクト本部制を導入
防衛エンジンのPBLなど期待
小型エンジンの自主開発を進める
将来戦闘機用エンジンにも参画
アフターバーナーを製造
KJ100ターボジェットを開発
急激な新エンジン生産増対応に全力
MRO参入2020年代前半目指し検討進む
IoTなど設備投資を継続
ギアシステムは国際認知度が向上
燃焼器用CMCは量産見据えて研究開発
※写真=植竹芳裕・エンジン事業担当バイスプレジデント
※写真=越山雄・民間エンジンプロジェクト本部長
※写真=松広純二・防衛エンジンプロジェクト本部長
※写真=ANAをはじめとした787に採用されるTrent1000。部品要求に確実に対応していく