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2019.03.18

WING

空自、STOLV戦闘機の提案要求を公告

STOLV戦闘機42機の提案を要求、22日に説明会

 防衛省航空幕僚監部は3月15日、航空自衛隊が新たに取得する短距離離陸・垂直離着陸機能を有する戦闘機(STOLV機)の提案要求書の提出を求めるとともに、意見招聘のための説明会を3月22日に開催すると発表した。今後は提案を希望する企業と調整の上、提出提案書を評価し、夏頃には機種を選定するとのこと。
 既報の通り、防衛省は昨年12月に公表した防衛大綱(30大綱)で、戦闘機を装備する13飛行隊のうち1飛行隊をSTOLV機を装備するものとしていたほか、追加取得するF-35A戦闘機147機のうち42機をSTOLV機に変更可能としていた。このため海自護衛艦「いずも」をSTOLV機の運用を可能した「多用途護衛艦」へ改修することと合わせ、F-35Bの導入が有力視されているところだが機種選定作業を着実に行って、機種選定の透明化を図る方針の様だ。

 

※写真=最有力候補はF-35Bで、一連の手続きの後に機種を決定する(提供:ロッキード・マーティン)