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岩屋防衛相、ASM-3を長射程化へ
「諸外国艦艇の長射程対空火器導入に対応」
岩屋毅防衛相は3月19日の会見で、「2017年度に開発完了した空対艦誘導弾ASM-3の更なる射程延伸を図るべく早期に研究開発に着手し、順次航空自衛隊に導入していく」方針を示した。「近年、諸外国の艦艇に射程が長い対空火器の導入が進んでいることから、これに対応する」として、空対艦誘導弾ASM-3の長射程化を進めていく考え。なお、ASM-3の射程は、おおよそ200キロメートルほどとみられている。
岩屋防衛相は「昨年末に作った中期防の中にも海上優勢の獲得・維持という項目がある」との認識を示しつつ、「そこに更なる射程延伸を図った新たな地対艦誘導弾及び空対艦誘導弾を導入するという記述がある」ことに触れた。
※写真=ASM-3の長射程化へ(提供:防衛装備庁)