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2019.03.20

ウイングトラベル

ボーイングCEO、737MAX事故で業界や旅客にメッセージ

原因究明に当局と連携、安全こそがボーイングの核と強調

 わずか5ヵ月間に2度の737MAX墜落事故が発生したことで苦境に立つボーイングのデニス・マレンバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)が3月20日(日本時間)、『航空会社、旅客、そして航空業界コミュニティーへ』と題したメッセージを発した。このなかでマレンバーグCEOは、あらためてエチオピア航空302便およびライオンエア610便の犠牲者やその家族らに哀悼の意を表明。その上で、昨年10月に発生したライオンエア610便の墜落事故を受けて開発に取り組んできた「737MAXのソフトウェアアップデートと関連するパイロットトレーニングをまもなくリリースする」ことにあらためて言及した。
 2つの737MAX墜落事故の発生を受けて各国の航空当局が相次いで同機の運航を停止する措置を講じ、ついには最後まで運航停止措置を採らなかった米連邦航空局(FAA)も世論に押されるかたちでその運航を停止する措置を発表。こうしたなかでボーイングは各国の規制当局の判断を尊重しつつも、同機の安全性に対して自信があることを強調し続けた。