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2019.03.26

WING

セントレア沖埋立事業で環境影響評価準備書手続き

名古屋港浚渫土砂で2本目滑走路整備現実的に

 

 国土交通省中部地方整備局は、名古屋港の浚渫した土砂により中部国際空港(セントレア)沖の埋立工事を行う「中部国際空港沖公有水面埋立事業」の環境影響評価準備書の手続きを開始した。準備書の公告を4月24日まで行って、5月10日までに意見書の提出を求める。
 この事業は、名古屋港の浚渫した土砂の置き場として、セントレア沖に埋立地の整備を計画するもの。これまで名古屋港ポートアイランドへ仮置きしてきたが、嵩上げが困難であるため、将来の港湾整備で発生する浚渫土砂約3800万立方メートルを処理する。実現すれば、埋立地はセントレア滑走路沖西側へ480メートル張り出し、空港島と一体になる。さらに空港島南島の切り欠き部分を埋立地とする。