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2019.03.27

エアバス、中国市場から計300機受注で合意

A320ファミリーを大量290機、A350XWBも10機

 エアバスは3月25日(パリ時間)、中国航空器材集団公司との間で、中国の航空会社による合計300機のエアバス機の購入に関する一般条件合意書を締結したことを発表した。その受注の内訳はA320ファミリーが290機と大半を占め、残りの10機がA350XWBファミリー。
 ボーイングが737MAXの事故で、ベストセラーである同型機の受注で足踏み、あるいはキャンセルが相次ぐなど苦戦することを尻目に、ライバルであるエアバスはA320ファミリーの受注を大きく伸ばした。
 とくに中国市場は新造航空機の最重要市場。エアバスの最新の中国航空機市場予測(2018-2037)によると、今後20年で中国では約7400機の新造旅客機および貨物機が必要になると予測みられており、これは世界全体需要の19%以上を占める割合だ。