栃木県山林火災で、陸自CH-47が空中消火活動
2日間で490トン散水、延べ16機のヘリが活動実施
防衛省・自衛隊は3月25日、栃木県知事から山林火災の発生に伴う災害派遣要請を受けて、空中消火活動を実施した。火災が発生した栃木県足利市で、陸上自衛隊のヘリコプター延べ16機が活動に当たり、撤収要請のあった26日12時30分までに98回、約490トンの散水を行った。
火災発生によって、栃木県知事は25日13時13分に第12特科隊長(宇都宮)へ災害派遣要請を実施した。陸自では要請を受ける以前から、火災に対する活動を行っていて、午前7時5分ごろには東部方面航空隊のUH-1映像伝送機2機が情報収集のため、駐屯地を離陸。自衛隊栃木地方協力本部や第12特科隊では、栃木県庁や足利市役所へ連絡将校(LO)を派遣して、情報収集を実施した。実際に航空機による活動を行ったのは第12ヘリコプター隊。UH-60およびOH-6が空中統制を実施し、4機のCH-47が空中消火を行った。
※写真1=消火活動のため、バケットに取水するCH-47(提供:防衛省)
※写真2=バケットから散水の様子(提供:防衛省)