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2019.03.27

WING

岩屋防相、LAWS開発の意志「まったくない」

AI活用大いに推進、パイロット負担軽減に期待

 岩屋毅防衛大臣は3月26日の閣議後会見で、自立型致死兵器システム(LAWS)、いわゆる殺人ロボット兵器に関する政府専門家会合が行われていることを受けて、防衛省として「しっかりウォッチし議論に参画していきたい」との考えを示した。その上で、改めて「人間の関与がない、完全自律型の致死性兵器の開発をする考えは全くない」とし、さらに今後、国際法や国内法で認められない装備開発について「当然行っていく考えはない」と強調した。
 3月25日から29日まで、特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みでLAWSの制限に関する政府専門家会合が行われている。日本政府は先立って、致死性を有する兵器を開発しない立場を示し、自立型システムには省力化・省人化への意義があるという見解を示している。岩屋大臣は、完全に自立した致死性兵器の開発を否定した上で、致死性のない完全自律型の兵器・装備開発については「大いに我々も研究開発していかなければいけない」と述べた。省力化・省人化を進める自衛隊にとって「安全を確保しつつ能力を最大限発揮してもらうために、そういった技術というのは必要」だと説明した。

 

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