ウイングトラベル
NZ政観、日本人訪問客17万人を中期目標に設定
旅行者特性に応じたきめ細かなプロモに注力
ニュージーランド政府観光局のグレッグ・ワッフルベイカーアジア地区担当ゼネラルマネージャーは本紙などとの取材に応じ、ニュージーランドへの日本人訪問客数を過去最高であった2002年の17万人を中期的なターゲットに設定して、日本市場に対するプロモーションに力を入れていく考えを示した。これまで以上に年齢層や趣味嗜好に応じたきめ細かな旅行商品を提供できるよう、旅行会社に対してツアー企画造成を要請していく。さらに、本国で官民一体で展開している自然や伝統文化の重要性を訴える活動についても日本市場でも訴求していき、ニュージーランドならではの観光PRに注力していく方針だ。
ニュージーランドへの外国人旅行者数の推移についてワッフルベイカーゼネラルマネージャーは「2018年は全世界からの訪問客数は前年比3.5%増の390万人となった。ニュージーランドとして観光産業の強化に力を入れている中で実績を伸ばすことができて満足している」とした。
一方で、日本市場については2.2%減の9万9874人と微減となった。しかしワッフルベイカーゼネラルマネージャーは「日本はアジアマーケットにおいて中国について2番目に大きな市場となっている。アジアの他国が政権交代によって観光客数が目まぐるしく変化していく中で、日本は安定したマーケットとなっている。それだけに重要であると位置づけている」と述べた。
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※写真=ニュージーランド政府観光局のグレッグ・ワッフルベイカーアジア地区担当ゼネラルマネージャー