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IHI、民航エンジン整備不適切事象で行政処分
213台の整備エンジン中約98%の209台で発覚
IHIは3月29日、自社の民間航空機エンジン整備事業で発生した不適切事象に関して、経済産業省より行政処分を受けたと発表した。経産省からは、同日に「航空機製造事業法に基づいて認可を受けた航空機用エンジンの修理方法にて作業するよう」命令を受けたとのこと。
ちなみに本事象に関するIHIの中間報告では、既報の通り、国土交通省が管轄する主として国内航空会社向けの整備エンジンを対象として、過去2年間(2017年1月~2019年1月末)に外観検査に関連する事象が208件、不適切な順序での整備に関連する事象が3件の計211件が発覚していたところ。
作業総数では62万件中6340件が不適切作業
※写真=経産省からも行政処分を受けたIHI。民航エンジン整備は事業の柱としているだけに信頼回復が急務だ