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神戸航空交通管制部、新管制システムに移行
昨年10月不具合発生も再評価で準備整う
航空局は3月29日16時から、神戸航空交通管制部において、新たな管制システムに移行したことを発表した。
昨年10月9日から新管制システムの運用を開始したものの、翌10日の午後17時30分頃、新管制システムの一部に不具合が発生して、航空機の運用に支障を来したことから、その運用を一時中止して、従来システムに再度切り替えて運用していた。そうしたなか、その後の再評価などを踏まえて移行準備が整ったとして、新たな管制システムの運用を開始することにした。
国土交通省は航空需要の増加に対応する基盤の一つとして、全ての管制システムの高度化を2015年度から順次移行を進めてきた。
航空局では統合管制情報処理システム整備事業を継続してきており、今年度にはレーダー情報処理拠点を現在の札幌管制部・東京管制部・福岡管制部・那覇管制部の4拠点から、福岡と東京の2拠点に統合する方針だ。