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ANAHD片野坂社長、「貨物は1-2月から減速」
旅客需要、「動向注視も非常に期待」
ANAホールディングスの片野坂真哉社長は4月1日、米中貿易摩擦などによって中国経済が減速してきたことについて、「(貨物部門が)1-2月から影響を受けている」ことを明らかにした。ANAの貨物部門では、半導体を中国に輸出して日本経由で米国に輸送しているが、そうした事業に影響が及んできている状況だ。
日本銀行が4月1日に発表した代表的な大手や製造業などを中心とした日銀短観の業況指数が大幅に悪化しており、米中貿易摩擦やBrexitなどの影響で世界経済が減速してきたことを受けて、国内の各業界においても景気動向に影響が表れてきたかたちとなっている。
貨物部門が影響を受けている一方、航空旅客需要については「各方面が堅調。国内線、国際線ともに非常に伸びており、注視はしているが、旅客需要は非常に期待している」とコメントした。
737MAX、「一番知りたいことは事故原因」
受領は2年後、「それほど時間ない」と警鐘も
※写真=ANAホールディングスの片野坂社長は737MAXについて「一番知りたいことは事故原因」と強調。早急な原因究明と対策を求めた